2007年BARギコっぽい林間学校・後記

9月27日夜、新橋ガード下の赤ちょうちんにて──
疲れたサラリーマンが行き交うこの街で、林間学校最後の仕事が、いま始まろうとしていた。
それは、諸悪の元凶たる林間学校実行委員会、つまり責任者えるまと、そのアシスタント凹との、後記対談である。
テーマはもちろん、「林間学校を振り返って」。では早速、その様子をご覧いただこう。

凹(以下凹):「いやー、終わりましたね、林間学校。前日までホントに大丈夫かなと思ってたけど、
無事に終わってよかったー」

えるま(以下え):「みんなに5回殴られる程度なら儲けモノと思ってたけど、殴られなかったよアタシ」
凹:「このインタビューを読んだ後に殴られはせんが、罵られるかもしれんね
え:「罵られるたびに5k貰っていたら今頃大金持ちだぜ!」

 

■ザ・ライトスタッフ(あっ、軽い人々)

凹:「そもそも林間学校を企画したキッカケって何だっけ?」
え:「あれはゴールデン・ウィークくらいかしら、去年の夏はギコっぽい文化祭をやったけど、
今年は何も無いのかって思ってたのよ。そんで、いつまでたっても主催する有志が現れんから、
しかたないなーやるかーと思って」

凹:「ギコっぽいの恒例行事だっていう意識がまだ根付いてないから……っていうか、恒例行事に
しようと思ってたのはえるまだけだったかもしれんなあ」

え:「まぁ、そんで前回は文化祭だったから、今年は林間学校でもと思って猫ちゃん(猫アイボのこと)
に話したら好反応で、安い宿を探してたら……いいのがあったのよw」

凹:「それが今回泊まった、やまびこ荘(※1)だな」
え:「そうw しかも電話して聞いてみたら、60人泊まれば貸しきれるなんて言われたもんだから、
そりゃアンタ、ねぇw」

凹:「60人で予約お願いします!www」
え:「ことによっちゃあ、参加者60人集まると思ってたからねぇ、あの時は」
凹:「ムリスwwwww」
え:「バカスwwwww」
凹:「でも事前にぽいで行ったアンケートでは「参加したい」が50名くらい居たし、イイ線は
いってたよなw 最終的な参加者は25人だったけどw」

え:「正直、50人だったら頼み込んで貸しきれたと思うし、しかも運転手付きのバスで気苦労無く
行けたのよw」

凹:「惜しかったよなw」
え:「まぁそんなこんなで宿は決まったんだけども、一回事前調査に行ってこようと思って
凹とgakuに「下見いくよー」って声をかけたら「おーけーいこーぜー」ってw」

凹:「放課後はおまえんちで桃鉄やろーぜー、おーけー、みたいな感覚だったなw」

 

■下見で確信!

凹:「そんでお気楽3人旅で現地に行ったわけですが……やまびこ荘を最初に見たときの印象はどうだった?」
え:「これはイケル」
凹:「だよなw」
え:「いい感じにチープで(褒め言葉)、ユルくて(褒め言葉)、何もない(褒め言葉)」
凹:「ギコっぽいの1マップみたいな、昭和の匂いが漂っていたよな」
え:「そうね、まさにうってつけの場所!って感じよね」

凹:「現地でざっくりと本番のスケジュールになぞって行動してたけど、本番でも成功する確信が
あったもんなw だけど60人で予約した件は……」

え:「下見のチェックインのときにちょっとしたトラブル(※2)があって、
翌日向こうから詫びの電話がかかってきたわけよ。ここだ!ってw」

凹:「このタイミングなら言えるっ!」
え:「すみません60名で予約したけど、30名以下になりそうですっ!」
凹:「電話の向こうで( ゚д゚)こんな顔してたろうなw」

 

■(*´∀`)楽しい楽しい旅行の準備(´∀`*)

凹:「それで、本番に向けての準備に入るわけですな」
え:「しおりとカードの作成ね」
凹:「………………('A`)」
え:「………………('A`)」
凹:「オレ知人との旅行中、知人を放置してしおり作ってたよ……」
え:「リアル仕事中にカードの画像探したり、マジでクライアント一個待たせたぜ……」
凹:「しかも参加者に遊ギコ王カード(※3)を配って、名刺にしてトレーディングさせればいいんじゃね?
とか突然思いつくヤツが居るし……」

え:「あれは、参加者のみんなにネット配布版のしおりを送る3日前くらいだったわね……」
凹:「カードのおかげで作業倍増したよな……もうイッパイイッパイだってのに……」
え:「配布版配って明日印刷だってのに、しおりにページを継ぎ足すバカもいたしね……」
凹:「いたっけ……。同時に試験問題も作らないといけないのにね……
え:「9月16日にリカとからすみ(※4)のライブに呼ばれてたんだけど、印刷所から直行で
ライブいって、終わった瞬間にまた印刷所に戻って作業、なんていうシーンもあったわね……」

凹:「リカとからすみに癒されなかったら死んでたよ、オレ達……」
え:「そうね……」
凹:「そのあと、えるまはレンタカーの手配とか、BBQ用の肉の準備とかもあったんだよな……」
え:「牛肉1.5kg、豚肉1.5kg、鳥2kg、レバー、牛タン5本、これらを切って下味をつけて……」
凹:「………………('A`)」
え:「………………('A`)」

(二人のテンションが回復するまで、しばらくお待ちください)

凹:「ま、まぁ、暗い話題はこれくらいにして、当日の話をしようか!」
え:「そうね! いよいよみんなと楽しい林間学校の始まりだ!」

 

■1日目:いざ、やまびこ荘へ!

凹:「東京班にも大阪班にも、遅刻した人が居たよね……」
え:「………………('A`)」
凹:「とりあえずオレが秋葉原の待ち合わせ場所(※5)に着いたときは、時間ピッタリくらいだったんだけど、
それらしい人は見当たらなかったんだよ。なんか子供二人とそのお姉さんらしき人が居て、朝からアキバ観光の
家族かなと思ったら、それが参加者のジュニア二人とローテだったw」

え:「その頃、遅れ気味だったアタシは、クラクションを鳴らされながら一方通行を逆走してたわ」
凹:「遅れ気味っていうか、遅刻だけどな。でもgakuとえるまが到着してしばらくしても、まだ一人足りないという……」
え:「りりこめw 仕方ないから電話したら、受話器の向こうから「はぅぁ!」の声がw」
凹:「明らかにベッドから飛び起きました!ってときのシャウトだよなw」
え:「で急遽、りりこは四谷で拾うことにして、何はともあれ晴天の中、車二台(※6)で出発したわけだ」
凹:「四谷で詫びのペットボトル人数分を持って立っているりりこさんを拾って、さあ改めて出発だ!ってなったけど……」

え:「悲しかった大渋滞」
凹:「だいじゅーたい」
え:「電波ばっかのマイフェイバリットCD(※7)
凹:「マイフェイバリットしーでぃー」
え:「5分でかっこむソースカツ丼(※8)
凹:「ソースカツどーん! んで芦ノ湖到着が12:30くらいだったよな。スケジュール表には10:30芦ノ湖到着って書いてあるけどw」
え:「大阪班も渋滞に巻き込まれて遅くなるみたいだから、大丈夫かなって思ってさ、芦ノ湖から歩いて箱根の関所まで
見に行ったんだけどね、そのときアタシは重要なことを忘れてたのよ……」

凹:「( ゚д゚)ゴクリ」
え:「林間学校参加者は、東京班と、大阪・名古屋班だけじゃないってことを……」
凹:「(´・ω・`)静岡班カワイソス」
え:「で、急いで静岡班との合流場所の土肥港に向かって、炎天下で30分待たせちゃったけど、無事に合流」
凹:「無事の定義がオレと違うようだが……まぁいいや」
え:「まぁ合流地点でもとある事件が発覚してな」
凹:「なんかあったか?」
え:「ちょいと用事があってgaku車に乗ったら、あっちの車スンゲーくさいのよ」
凹:「ほう」
え:「りりこが持ち込んだドリアンがビニールで密閉してるクセに刺激臭を醸し出しているのですよ」
凹:「うん」
え:「でもさ、自分が乗る車が臭いのイヤンだから、gaku車のほうに積んどいたのね。
馬鹿だからレンタカーのエアコンの匂いだと思い込んでたらしいんだよねw」

凹:「気付けよwwwwてか他人の車に積むとかヒドスwwwww」
え:「だってー臭いのイヤじゃなーい。凹もイヤでしょ?」
凹:「うんヤダ」
神:「こんなヤツらが林間学校実行委員会でいいのか」

 

■やまびこ荘1日目 〜導かれし者たち〜

凹:「そんで東京・静岡班はスーパーに食材を買いにいって、いよいよやまびこ荘に到着ですよ!」
え:「やっとこさ着いたね」
凹:「で、陽も暮れかかってBBQの支度がちょうど終えたくらいに……」

 

凹:「大阪・名古屋班が到着。制服の人が二人(※9)いたよなw」
え:「そんで荷物を置いた後、バカ部屋(※10)に全員集合して、挨拶代わりに出席を取りながら
旅のしおりと遊ギコ王カードを手渡して……」

凹:「まったり休む間もなく、すぐに『ギコっぽい林間学校中間考査試験』(※11)が始まるわけだ」
え:「スケジュール押しまくりだったしw 試験中、アタシはBBQの準備をしていたんだけど、
試験官の凹さん、試験会場の様子はどうだった?」

凹:「あんなに真剣なギコ達を見るのは初めてだったなー。みんな学生気分に浸れたら良いなと
思ってたんだけど、そんなゆとりも無く本気だったぜ……ククク……」

え:「本気で取り組まないとヤヴァイしな、フフフ……」
凹:「あとでgakuに「理科と算数の本気度にちょっと引きました」って言われたなw」
え:「国語と社会と英語がユルかったからいいじゃない」
凹:「そんで試験が終わった後、オレ達がバカ部屋に二人っきりで採点しているうちにBBQの
時間になって……」

え:「採点途中の答案用紙もって、校庭のBBQ会場に集合、乾杯と相成ったわけだ。
そのままザ・宴【第一部】が始まって、みんな盛り上がってたね!」

凹:「ワイワイやってたねー、オレ達は暗い中すみっこで採点してたけど……」
え:「でもね、みんなが気を遣って肉や野菜を持ってきてくれて……、アタシ嬉しかった(´;ω;`)」
凹:「あんなヒドイ目にあったのに、みんなイイヤツばっかりなんだよぉ。・゚・(ノД`)・゚・。」

(二人の涙が枯れ果てるまで、しばらくお待ちください)

え:「採点終わった後の成績発表も、盛り上がったねw」
凹:「最優秀者は、大穴だったな……万馬券だよあれは」
え:「かおりんとはね……さすが現役大学生は違うな……」
凹:「2位のお月さん、3位のローテも、オレ達の予想外だったな。馬券舞い飛ぶ大荒れのレースだったぜ」
え:「パドック情報がアテにならなかったのよ。おかげで大損よ!」
凹:「ククク……ご馳走さまでした!(※12)
え:「そんで試験が終わってアタシ達もBBQに加わって、食ったねー、ドリアン
凹:「隣でBBQやってたグループ、一斉にこっち見てたよw オレもうわークセーと思いながら
食ったけど、これしきの匂い、翌日の惨劇に比べたら赤子も同然だったな……」

え:「その話はあとでするとして、アノ肉とかイルカ肉とか水ナスとかモロコシとか
黒ハンペンとか、いいもんいっぱい食えたね

凹:「ギターギコ達は歌で盛り上げてくれたし、みんなナイスだったよな」

え:「ギターといえば、ぅちゃ。が『燃えろよ燃えろ』のコードを手探りで探して、
すぐに弾けるようになってたのはサスガだったわね」

凹:「キャンプファイヤーを囲んでのプレゼント交換会用BGMだったもんなw」
え:「さすがにあれだけの人数が居たから、プレゼント回すときにところどころで渋滞が
できてたのがワロタw 2つ持ってる人と何も持ってない人が結構居たなw」

凹:「みんな用意してきたプレゼント、500円以内の制約があったのに、どれも個性的だったなー。MP3プレイヤーからさっき読んでた本まで、良品珍品ガラクタと各種揃ってたw
まぁオレが持ってきた鉱石(※13)が一番ステキだったけどな」

え:「ただの石だろ。どう考えてもアタシの携帯用バナナケースが一番よ」
凹:「一番貰って困るものだったね」
え:「そう言う目的だ。んでまあ、プレゼント交換会が終わってまったりしてたら、
アラびっくり、もう21時回ってるじゃない」

凹:「入浴できるのが22時までだから、大慌てでみんなにフロに入ってもらってw」
え:「せっかくの温泉なのにゆっくり浸からせないw」
凹:「まったく、全然スケジュール通りに進行しなくて焦ってたよw 花火も肝試しも殺人事件も、
翌日のプールも、時間の都合で中止になっちゃってな」

え:「殺人事件は時間の都合で中止じゃなくて、オマイがシナリオを書いてこなか……」
凹:「死人の出ない平和な林間学校で良かったじゃないか! ほら、みんなに水着とか持ってきて
もらったのに、申し訳なくてさ。水泳部だったヨッパなんて、競泳用パンツと海パンの
2種類も持ってきてたんだぞw」

え:「んだ、時間読みは甘かったねぇ」
凹:「オレ市役所勤めが長かったからさ、そういうところ硬くいきたいんだよね」
え:「アタシも長年教師やってたから、時間割通りに進まないと、ねぇ」

凹&え:「(´ー`)………………」

え:「だれが役所勤めだ微妙なウソを言うな( ・A・)=Cく ´Д`;)」
凹:「オマイが教師だったら日本はオhルだろ( ・A・)=Cく ´Д`;)」

(二人の低レベルな罵り合いが終わるまで、しばらくお待ちください)

凹:「ま、まあ、そんでもってみんなが風呂から出てきたところで、ザ・宴【第二部】が
猫アイボの挨拶で始まるわけだ」

え:「底知れない宴の開幕ね!」

凹:「ここでもみんなから、色々な飲み物や食い物を提供してもらって、ホントありがたいこってすw」
え:「それらをつつきながら、良い意味でのgdgdが続いたわねw バカ部屋の雰囲気が、
ぽいの開発室と被って仕方なかったわw」

凹:「ホントなぁw 全員が配信しているようなもんで、好き勝手にグループを作って、ワイワイ
ガヤガヤやってたなぁw 寝る人に「ログアウト?」とか「ノシ」とか言ってたしねw」

え:「うん、しかも無礼講というか何というか、後半は誰の飲み物でも飲んでよし、
誰の食いかけでも食ってよし、誰のタバコでも吸ってよし、みたいになってたじゃないw
みんなリアルの親しい友達同士ってわけでもないのに、よくあそこまでまったり居心地の
良い雰囲気を出せたもんだw」

凹:「フリーダムでカオスなのに問題が起こらないって、スゴイよなw」
え:「途中さ、寝てたと思ってた犬(っていうコテのギコ)が突然おきだしてみんなに腕相撲を
挑んだたわね。しかもナタに勝つとは……何部屋出身のアームレスラーだよw」

凹:「そうかと思えば、夜のプールでしっとり語ってる人もいるし、なんか難しい議論をしている
人もいれば、バカ話で盛り上がっている連中も居て……まさにカオスだったね。良い意味で、
ってつけると揶揄しているみたいだけど、本当に良い意味でのカオスw」

え:「そんなこんなで、明け方近くまでバカ部屋でまったり宴会が続いて、翌日ですよ」

 

■やまびこ荘2日目 〜そして伝説へ〜

凹:「8時起床とか地獄だろw」
え:「朝食があったからねw 宿に迷惑はかけられんしw」
凹:「りりこさんとかアリエルは、寝ているところを猫アイボに布団持ち上げられて、
ゴロゴロ転がりながら起きてたなw ローリングスタートってやつですか」

え:「そうそうw そんでザ・日本人の朝食ってな感じのメシを食って……」
凹:「えるまの朝食の号令が「おまえらは豚だ! 豚のように食え!」だったよな。
みんな夜更かし後の寝起きで、笑う元気もないw」

え:「んでメシ食ったあとは、BBQの片付けと、バカ部屋の片付けをして…
いよいよあのイベントが来ちゃうわけだ……ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿」

凹:「(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
え:「忌み呪われた呪詛をつぶやくぞ、覚悟はできてるか?」
凹:「あ、ああ……」
え:「第一回シュールストレミング大会ーっ!」(※14)
凹:「ぎゃああぁぁぁあああぁぁああぁあぁー。・゚・(ノД`)・゚・。」
え:「大丈夫だ! 今ここには無いから! 落ち着け!」
凹:「はぁ、はぁ……よし大丈夫……」
え:「みんなが見守る中、試験最下位だった時代(後に【シュール時代】に改名)と、
シュールストレミンガーのりりこが缶詰を開けることになったわけだが……」

凹:「時代はこのことを予期していたのか、丁寧にカッパとか缶切とか持ってきてたしな……まさに運命」

 

え:「開けた瞬間、一瞬大丈夫かなと思ったんだけど、その安堵感はものの数秒もたなかったね」
凹:「ハエの集団が缶の周囲にテレポートしてきたもんな。どっからこんなに湧いてきたんだよってくらい。
でその直後、匂いが…匂いが……(´;ω;`)」

蠅:「チャンスは逃さねーぜ」
え:「ジャンケン大会で最初に食べる犠牲者を決めて、不運にもマイコンが切り込み隊長に
選ばれて……」

凹:「マイコンさ、食べた後さ、机の上でのびてたんだけどさ……あんなの見たら食えねーよ!!」
え:「それでもみんな、粛々と順番に食ったよな……」
凹:「だいたいみんな同じ反応するんだよ。口に入れて、数秒とまって、無理やり租借して飲み込む、
って感じで。あー、光景思い出すだけで臭い。そんときの写真見るだけで臭い」

 

え:「でも、おかわりしている人もいたね」
凹:「味は美味しいとか言ってたけど……」
え:「匂いが強烈すぎて、味なんかわからんわ!」
凹:「一応、興味のある人のために(そんな人が居るかどうかシランが)どんな匂いか注釈で
書いておこう
(※15 グロ注意!)
え:「でもシュールの恐ろしさは、食べた後もずっと胃の中で発酵し続けることにある。
その後数時間、ゲップの臭いこと臭いこと……」

凹:「しかし、よくみんな食ったよな……。同じ戦場を駆け回った戦友みたいな友情が芽生えたよ」
え:「んむ、食わないで逃げたヤツもいたけど、本当にもったいないな。こんな経験、
二度と出来ないし、する気もないからな!」
凹:「缶詰を開けて、全員分のシュールストレミングをパンに盛りつけた
りりこさんと時代に敬礼! ビシッ( ゚ω゚)ゞ」
え:「( ゚ω゚)ゞ 無茶しやがって……」

(悪臭がこびりついた缶詰は、スタッフがきちんと持ち帰りました☆)※16

凹:「りりこさんも、ドリアンだシュールだ品薄なネタ食材をよく集めたよな……」
え:「ほんとスゲー。だがオマイもリコリス(※17)っていう毒をもってきたよな……」

 

■堂ヶ島観光と恋人岬

凹:「そんで、シュールの余韻付きまとう中、時間も押しているのでさっさと部屋を片付けて、
やまびこ荘をバックに全員で記念撮影をして、お世話になった宿を後にするわけだ」

え:「一路堂ヶ島へ! 天窓洞の遊覧船、概ね好評で良かったね」
凹:「あそこはホント絶景だよなー。晴れてたから光の差し込む海面洞窟も見れたし、
さっきのダーティーなイベントから一転してキレイドコロだったな」

え:「あればっかりは、実際に行って見てみないと感動が伝わらん」

 

え:「その後各自自由行動にして、アタシ達がまったりメシを食っている間に、みんな観光したり
どっかでメシ食ったりしてたんだろうね。加山雄三ミュージアムとか、ピアドーム天窓とか」

凹:「どっちも地雷だネ」
え:「踏んだ人はいたのか? で再集合して、今度はカップルの聖地、恋人岬へ」
凹:「gakuも言ってたけど、ここは明らかにロケハン不足だったなあ」
え:「だってさー、カップルが来るところだから、もっと甘っちょろいところだと思うじゃない?
まさか往復1.5kmも急な坂道を歩かされるとは思わないじゃない?

凹:「恋人になるのってタイヘンなんだなぁ」
え:「みんなカラ元気のヤケっぱちで、フルメタル・ジャケットの行軍歌を歌ったり、
ナタが内藤の被り物で汗ダルマになりながら走ってたりしてたなw」

凹:「ナタとZERO-ONEの挙式もできたしね。カップルの邪魔をするという目的は達せたがw」

 

え:「でもそんな楽しいひと時を過ごしているうちに、フと時計を見たら、
…フェリーまでの時間が無いじゃない!」

凹:「とことん時間読みが甘いよな……」

 

■出会いと別れの波止場、土肥港

え:「慌てて車すっとばして、土肥港に向かったわけだ」
凹:「もちろん、法定速度を守りながらだ! もちろんだとも!」
え:「んで土肥港でろくすっぽ別れの挨拶をする暇も無く、大阪・名古屋・静岡班をフェリーに
詰め込んで、涙のさよならですよ」

凹:「船で帰り行く人たちを見送るってのは、やっぱ絵になるね」

え:「うん。でも最後が慌しくて、ちょっと良かったわ」
凹:「なんで?」
え:「だって別れ際が長かったり、お礼の言葉とか言われちゃったら、感動して泣いちゃうじゃない」
凹:「・・・まだ人間らしい一面も残っているんだね」
え:「ごめん、大嘘。」
凹:「うん、知ってる。さておき、まだ終った訳じゃあない。」
え:「このあとの東京までの渋滞がもうノロノロノロノロノロノロノロノロ……
大阪班に電話したら、あっちはスムーズに流れているみたいで良かったけどねw」

凹:「帰りはマイフェイバリットCDを交換して、オレ達は大阪・名古屋・静岡班のを聴いて
帰ってきたんだけど、マトモでオサレな曲選が多かったね」

え:「ホント、東京班の電波歌ギッシリのCDを渡して申し訳ない気分になったw」
凹:「んで東京に入ったの21時過ぎてて、上野経由、秋葉経由で人をおろして、
えるまんちに帰ってきたのが22時で、解散となったわけです。
ドライバーの皆様、長旅ホントにお疲れ様でした!」

え:「みんな頑張ったね、マジで!特にアタシ!」
凹:「み ん な と言っている。」
え:「褒められて伸びるタイプだからアタシ」

 

■THE RIGHT STUFF ―正しい資質―

凹:「さて、こうして二日間を振り返ってみたけど……スゲー楽しかったよな!w」
え:「あったりまえじゃない、みんなのおかげで大成功よ!w」
凹:「うん、これといった役割分担があったわけでもないのに、みんなきちんと自分のするべき仕事、
やるべき役割を果たしてくれたよな。スゲーやつらだw」

え:「参加者の皆様、本当にありがとうございました」
凹:「総責任者のえるまもお疲れ!ъ(゚ω゚ )」
え:「凹もな!ъ(゚ω゚ )」

(サムズアップの余韻が冷めるまでの、しばらくお待ちください)

凹:「だが、やはり反省点というか、次回に向けての課題みたいなものは出来たので、
それを記して林間学校後記の最後としよう」

え:「そうね、まずは長距離移動だと、どうしても時間読みが難しいこと」
凹:「今回は無くなったイベントも多かったけど、自由度の高いなスケジュールだったから
何とかなった感があるな」

え:「ここだけの話、肝試しとか、ほぼノープランだったしねw」
凹:「あと、今回ジュニアが二人参加してたけど、もっと参加しやすい工夫を凝らす必要が
あったかもしれん」

え:「前回(文化祭)は巧い事やってたけど、泊まりだとどうしても、ね」
凹:「参加費の問題もあると思う。一泊二日のイベント目白押し旅行にしては16500円は
安いけど、OFF会だと思うと高すぎる」

え:「アタシ頑張ったのに……」
凹:「それはみんな認めているってw でもえるまが赤字になってることも問題だあね。
こういうのって、主催者にはどうしても金銭的負担を強いることになるけど、
理想は赤字も儲けも出ないことだから」

え:「知恵を絞ってそれに近い状態にもってけたら、大尊敬するw
でもね、今回は責任を分担せずに、アタシが全部一人で金銭管理やスケジュール管理を
背負い込んだのは、正解だったわ」

凹:「そうだねー。経理や人事の流れで詰まることがなかったな。あと、前回はネット中継で
ちょっとトラブってたけど、今回そういうのは隔離したのも正解だったと思う。
やっぱOFFはライブで楽しまないと、雰囲気が伝わらずに、摩擦が多くなる気がするw」

え:「ということで、コレを読んでいる君!次回の開催責任者はYOU!」
凹:「m9 ^ω^)よろしくなんだぜ!」
え:「来年アタシは一参加者として参加するからなw」

9月27日夜、新橋ガード下の赤ちょうちん──
こうして対談は終わり、二人はまた夜のネオン街へと消えていった。
二人の行き先はどこなのか。いや、そんなことよりも来年の夏の大規模OFFはどうなるのか。
それは神のみぞ知る……。そういえば対談中、一回神が出てきたよね。おーい、神―。
神:「いあいあ、ワシだって来年がどーなるかなんて分からんから。
でもマトモなOFFにしたかったら、えるまと凹には任せないほうがいいと思うなぁ、神的には」
というわけで、来年の夏のこたぁ、神ですら知らない!
- 終 劇 ? 
十月某日 凹により文章化

※1:やまびこ荘:
廃校になった小学校を宿に改造した宿泊施設。各所に小学校の面影が残っており、
25m温泉プールは圧巻。スケジュールの都合でプール入れなかったけど。

※2:ちょっとしたトラブル:
えるまが予約を入れて、宿のスケジュール表にしっかり書いてあったにも関わらず、この日は既に満室であやうく部屋が
無いところだった。結局向こうの手違いで、実はキャンセル客が居たのを忘れていただけだったので、うちらは無事に
泊まることができましたとさ。

※3:遊ギコ王カード:
参加者名簿と名刺とカードゲームをマッスルドッキングさせた夢のアイテム。
凹には凹カードが25枚手渡され、参加者同士でトレーディングして全種コンプリートを目指そう!というもの。
カードには様々なゲームギミックが盛り込まれていたが、遊び方は一切不明。

※4:リカとからすみライブ:
この日はギコっぽいの音楽ユニット、リカとからすみによるライブが六本木で行われた。
会場にはZERO-ONEを始めとする数名のギコが紛れ込んでいた模様。

※5:待ち合わせ場所:
東京出発班は、秋葉原駅電気街口出てすぐのBECK'S COFFEE前に7:30集合だった。

※6:車二台:
東京出発班は、gaku(禁煙車)とえるま(喫煙車)がそれぞれ運転する二台で目的地に向かった。
一方大阪・名古屋合流班は、ぅちゃ。とジルが運転交代しながら一台で来た。

※7:マイフェイバリットCD:
今回の旅は移動時間が長いため、車内で聴くように参加者のみんなに無記名で
音楽CDを作ってきてもらい、それをシャッフルして流し「この音楽センスは誰のだ……?」と
いう当てっこゲームをしながら楽しく過ごした。

※8:5分でかっこむソースカツ丼:
えるまは朝食を食べている時間が無かったらしく、海老名インターの短い休憩時間中に、
隣の家族連れに目を伏せられつつソースカツ丼を流し込むように食っていた。

※9:制服の人が二人:
制服での参加は奨学金が貰える制度だったが、実際に着てきたのは
アリエルとゲタビームの二人だった。二人の愛と勇気と度胸に拍手!

※10:バカ部屋:
今回はやまびこ荘の一階部分、4部屋をBARギコっぽいが貸しきった。
そのうち一番広い24畳の部屋を通称バカ部屋と呼び、残りの3部屋が寝室となった。

※11:中間考査試験:
林間学校だし試験でもやろう、という鶴の思いつきの一声で企画された。テスト時間40分の中、
国語算数理科社会英語道徳という様々なジャンルから難問珍問が出題され、成績最優秀者は参加費免除(!)、
最下位はシュールストロミングの缶詰を開ける(!)という、まさに勝てば天国、負ければ地獄のテストとなった。

※12:ご馳走さまでした!:
試験に参加できなかった凹とえるまは、あろうことか『お互いに二人選んで、合計点数が大きいほうが勝ち』と
いうゲームに昼食を賭けていた。凹はgakuとジルに、えるまはナタとBOKUDEN(代理人)に賭け、このゲームは
凹の勝ちとなった。

※13:鉱石:
凹が用意したプレゼントは、雷卵石(サンダーエッグ)。石を割ると空洞にメノウが結晶していて、
見る角度によって赤やオレンジの筋がキラキラピカピカする様から、雷の卵という名が付けられた。

※14:シュールストレミング:
世界で一番臭いと言われているニシンの発酵食品。本当に臭い。もう本当に。本当に……。・゚・(ノД`)・゚・。 
写真は缶詰が入っている箱。我々をあざ笑うかのように、不気味に微笑んでいる。
参加者の心に大きな傷を残した模様。詳しくは提出された『旅の思い出』参照。

※15:シュールの匂い:
グロ耐性が無い方は決して読むなと先に忠告しておく。凹のつたない表現力で伝わるかどうか分からないが、
『夏の田舎道にある肥溜めの、表面が乾燥して硬くなっているところに棒を突っ込み、中身をぐちゃぐちゃかき回した、
その棒を至近距離で嗅いだ匂い』が近いかと。

※16:スタッフがきちんと持ち帰りました☆:
現在えるま家にて灰皿として第二の人生を歩んでいます。

※17:リコリス:
スェーデンのお菓子。甘草のグミらしいが、泥水に漬かった古タイヤのような味がする。