電マ男 〜 海の向こうへ 〜
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月日は流れて 俺 気がつけば 20歳。
結局 あれから2年間 いろんな方法 考えた。
鳥君に乗って 日本行く。 やってみたが 俺の重さ 耐え切れず 落ちた。
いるか君に乗って 日本行く。 やってみたが 俺の重さ 耐え切れず 沈んだ。
俺 葉っぱを両腕につけて 日本行く。 やってみたが 人間の俺 落ちた。
俺 走って海を渡って 日本行く。 やってみたが 人間の俺 沈んだ。


20歳になって 俺 思いついた。 そういえば 海に浮かんでいるもの 見える。
あれ 船と言うもの。
そうだ 船 ある。 なんで俺 気づかなかったんだろう。
後にわかった事。
どうやら 2年間ずっと シマウマ君が(船に乗ればいい)と 訴えてたらしい。
俺 夢中になって 2年間 シマウマ君の事 無視してた。
俺必死で謝った。 やさしいシマウマ君 許してくれた。
俺 お詫びの 気持ちいい電気アンマ かました。
でもシマウマ君 股間が弱いのですぐ 悶えて 昇天した。
シマウマ君 ありがとう。


船は 人間が 作ったもの。 それに俺 乗ろう 思った。
でも 友達のリス君(また飛行機のときのように追い返されるよ!!)
そうか 必ず乗れる 限らない。 でもリス君 良い事 言ってくれた。
・ ・ ・ ・ ・
俺 喜んだ。 喜びまくった。 お礼に リス君に 喜びの電気アンマ かました。
でもリス君 小さいのですぐ 悶えて 昇天した。
リス君 ありがとう。


港 着いた。
多くの人が船に乗っている。
人 人 人。 いっぱいいるからすごい。
この船の行き着く先 ちゃんと日本だ。 しっかり者のオセロットちゃん 調べてくれた。
オセロットちゃんにも感謝の電気アンマ かました。
でもオセロットちゃん 女だから いやらしい悶えかただった。 下半身 すごくいやらしかった。
船 もうすぐ出発する。
俺 急いで荷物置き場に 走った。
そう。 俺 荷物になる。 そうすれば野性の俺でも 日本 行ける。
これ リス君の名案。
俺 捨ててあった箱 被って 荷物のまね した。
船乗員さんの声 聞こえる。
「積荷はこれ全部か?」
「ああ、そうだ」
周りの荷物 運ばれる。 そしてついに俺 運ばれる。
「っと・・・やたら重いな。 この箱」
「何が入ってるんだろうな・・・?」
どきどきどきどき・・・・。 見つかったら 大変。
「まあ、箱のラベルに、『超高級ローション』と書いてあるから、日本の財閥の令嬢が使うのでは?」
「ああ・・・そういうことか・・・やべ、俺勃起してきちゃったよ」
何話してるんだろ? ゴリ あまりわからない。
「我慢しろよ・・・お前さっき日本製のエロビデオで抜いたばっかりだろうが」
「ん〜〜。そうなんだけどさ。 やっぱりコスプレものはそろそろ飽きたなあ」
「贅沢なwwww」
「やっぱ今の世は痴女だろ、な?」
「俺に聞くなよ」
「ブッカケもいいなあ・・・ふはふは・・・・」
「チーフ!! こいつとペアはもう嫌です!!」
不思議な話。 ゴリ わからない。 でも、俺が入ってる箱 地についた。
ばれずに 船 乗れた。 ゴリ うれしい。


ボォォォォォォ


出発? これ 出発?
地面がかすかに揺れてる。 この船 動いてる!!
すごい すごい!! 船乗るの初めて!!  かっこいい!!
俺 すごく 興奮した!! アフリカから 外行くの 初めて!!
でも・・・・
アフリカのみんな  知り合ったみんなと  お別れ・・・・・。
それ 一番の心残り・・・・・。 俺 気がつけば泣いてる。
だけど ちゃんと帰ってくる。 みんなに約束した。 俺 約束必ず 守る。
お母さんの教え 必ず 守る。
俺 箱の中で吼えた。 ・・・・それ 間違いだった。
「だれだっ!!?」
あっ・・・船乗員に 見つかった!!
俺 もうバレてる 思って すぐに箱の外 出た。
船乗員さん 言った。
「ななななんだぁお前は!? ローションのお化けか!!?」
ローション? よく わからない。
でもこの船乗員さん。すぐに仲間 呼ぶだろう。 これ 俺の野生のカン。
でもそうはさせない。 もし呼ばれたら 船 おろされる。
俺 チーターのごとく 飛び掛り 鷲のごとく 両手で両足 つかみ
そしてゴリラ・・・・おかあさんのごとく 自分の右足で 船乗員の股間を揺さぶった!!
みんなの力こもった 電気アンマ!!
「うほほほっほっほほほほおおっほほっほほほほほほほほぅぅぅおおぉぅ!!!」
俺 力の限り叫び 揺さぶる!! 
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
「おおお〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!! SMものも・・・・わるくないなぁぁぁぁぁ!!!! あひぃんっ!!」
船乗員さん そう言って 気絶した。 しばらく 起きないだろう。
幸い 他の船乗員 来ない。
俺 一安心。
風呂敷に包んだフルーツ 食う。 
うまい。
おかあさんが教えてくれた 秘密の場所で取れる おいしいフルーツ。
うまい。
ペロリとひとつたいらげた。
おいしかった。
気絶してる船乗員 隅っこに隠して 俺 箱の中に再び隠れた。
俺 すごく疲れたから 寝ることにした。
これから、日本が待っている。
俺 わくわくしながら 深い眠り ついた。


〜海の向こうへ〜 完